瞑想を習慣化させるコツ

 ここではメンタルトレーニングとしてのニューロメディテーションを継続してその効果の恩恵をうけるためのコツをご紹介いたします。

 多くの初心者の方が、瞑想の効果を得るためには30分程度ジッとしていなければならないと考えてしまいます。しかしこれは無理なお話しです。仮に30分間静かに座っていることができたとしても、最初の内はウトウトしてしまったり、頭の中でいろいろな考えが駆け巡っているだけの時間になってしまうでしょう。無理はしないことです。

1.設定時間 

  3分程度のトレーニングから始めてみましょう! なにもしないより、3分の瞑想でも継続することに意義があります。1週間程度継続できたら、5分、7分と瞑想の時間を長くしていきましょう。徐々に時間を長くし、トータルで20-25分間の瞑想を安定させることを当面の目標としてみてください。

2.根気

 一日の中に自分の心を見つめる、心と向き合う時間をたとえ短くとも持ち続けてみてください。ニューロメディテーションは、メンタルトレーニングの技術です。他の技術の習得には練習と時間が必要なように、根気よく続けていくことを意識してみてください。トレーニングの質を評価したり、出来栄えにガッカリする必要はありません。トーレニングを長く続けていきますと、必ずその効果を実感できますので、少し気楽な気持ちで続けていきましょう。

3.生活の一部に取り込む

 瞑想する環境は大切ですが、準備万端になってから始めようと思って気負ってしまうと長続きさせるのは難しくなるかもしれません。まずは通勤の電車の中で1駅分の時間を確保するくらいの気軽で始めてみてください。繰り返すことが大切です。瞑想用のアプリを使ってみるのもいいでしょう。瞑想中は残り時間を気にして、時計を見たりすることがないようにしてみましょう。集中を妨げます。

 習慣化にはスマートフォン用のアプリの活用も便利かもしれません。例えば、『インサイト タイマー』(クリック>>)は便利です。瞑想の記録も残りますし、音楽や環境音、いろいろなシンギングボウルの音が用意されていますので飽きずに続けることができるでしょう。

4.ニューロメディテーションで定期的にチェック・修正

 日常に瞑想をとりこむ工夫をしながら、私たちがお伝えするニューロメディテーション(NeuroMeditation)を使って、トレーンニングのチェックを行います。週に1回、30分程度のトレーニングを継続するのが良いでしょう。ニューロフィードバックによって、自分かどのような感じのとき、どのような状態のときに脳が望ましい活動になっているかを体で覚えていくことができます。脳の学習によって、やがて瞑想を開始すると速やかに希望する瞑想状態へと導くことができるようになります。

【文献】

  1. Jeff Tarrant. Meditation Interventions to Rewired the Brain: Integrating Neuroscience Strategies for ADHD, Anxiety, Depression & PTSD. Wisconsin:PESI Publishing&Media.2017
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