DMNとソートリーダーシップ

 多くの瞑想に関する書物ではデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)との関りが取り上げられます。このhpでも、多くのページで扱っている脳内のネットワークとなりますが(>>クリック) 誤解されることも多いネットワークです。

  心のさまよい( mind wandering ) や不安、後悔などの心的活動に関与し、多くのエネルギーを消費することから、心的疲労を和らげるためにもその活動をできるだけ抑制したほうがよいとか…

 確かにそのような側面もあるのですが、DMNは私たちが新しいアイディアの着想を得たり、生き方に深い洞察を得るために不可欠となる脳の活動を支えてくれているネットワークですよね。

 瞑想を続けていく上で大切なことは、このDMNと上手に付き合う訓練をしているという意思を持つことではないかと考えます。自分の掌の上でDMNを自由に遊ばせながら、それに翻弄さることなく、一定の距離を持って観察することができるようになるトレーニングが瞑想ではないかと思うことがあります。

 ソートリーダーシップThought Leadership) という言葉をお聞きになったことがありますでしょうか(>>クリック)。

 私も最近知った言葉で、これからの企業に求められるマーケティング戦略のようです。

特定のセグメントや分野において将来を先取りしたテーマやソリューションを示し、人々の議論や思想形成を引き起こすことにより、そのテーマやソリューションについて改めてより深く考えるようにする活動

 チームを率いるリーダとソートリーダシップとの関連を論じる記事も目にするようになりました(>>クリック)。

なぜ世界中の優れた経営者やリーダ達が、瞑想を日常の中に取り込んでいたのかがわかる気がします。

 DMNとの上手な付き合い方を瞑想を通して体得されていたのでしょう。 

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