4タイプの瞑想

 近年の瞑想ブームによって、あたかもすべての方のメンタルヘルスの向上に有効となる瞑想法が存在するかのような誤解が生じていますが、この理解は正確ではありません。

 私たちの精神活動は複雑です。集中力を向上させて仕事やスポーツのパフォーマンスを向上させたい方もいれば、忙しさのあまり高ぶった神経を鎮めたい、不安を低減させたい、怒りっぽい性格をなんとかしたい、頭を空っぽにして休めたい等々様々なニーズがあるように、メンタルトレーニング法として瞑想(メディテーション)を活用する場合にも、目的に見合った瞑想法を選択することが大切です。フィッティングしない瞑想法を選択してしまいますと、思ったような効果が現れないことも指摘されています。

 

 上の図は、これまで脳科学領域で科学的な検証が行われてきた主要な瞑想法です。

 例えばマインドフルネス瞑想は「A.フォーカス・アテンション瞑想」または「B.オープン・モニタリング瞑想」に属する方法となります。あるいは、「D.慈悲と慈愛の瞑想」を組み合わせて実施する場面もあります。

 このように瞑想と言っても様々な種類があり、私たちの精神活動のどのような機能をトレーニングするのかによって異なるアプローチがあるということを知ることは大切なポイントです。ご自身の精神的健康の実現にむけて、自分にはどのような瞑想が適当なのかをこれから一緒に探していきましょう。

 みなさま一人一人にあった、最適な瞑想(メディテーション)をみつけること、そこにも脳科学に基づく科学的な技術、評価が有効になります。

■では…

 それぞれの種類の瞑想法について、詳しく説明させていただきます。

A. フォーカス・アテンション瞑想  クリック>>

B. オープン・モニタリング瞑想  クリック>>

C. 自己超越瞑想  クリック>>

D. 慈悲と慈愛の瞑想  クリック>>

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